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Webライターのジャンルの決め方|4ステップで迷わず絞る

Webライターのジャンルの決め方|4ステップで迷わず絞る

Webライターのジャンルの決め方|4ステップで迷わず絞る

Webライターのジャンルの決め方は、持ち札と市場の重なりで決まります。

自分の持ち札と、案件の数や単価が重なる場所を探すことが出発点です。

1つに絞りきる必要はありません。

まず主軸1つと隣接1つを仮決めして、プロフィールに書いてください。

そのうえで受注した案件で検証しながら、確定させましょう。

決めないまま応募を続けると、単価は上がりません。

ジャンル選びの判断基準と手順を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

ジャンルは持ち札と市場の重なりで決まる

ジャンルは持ち札と市場の重なりで決まる

ジャンルは、自分の持ち札と、案件の数・単価が重なる場所で決まります。

ところが向き不向きの診断や才能の有無から探しても、答えは出てきません。

決め方の全体像を、3つの視点から確認していきましょう。

決め方は4つのステップで完了する

ジャンルは、才能ではなく手持ちの材料から決まります。

決め方は、次の4つのステップです。

  1. 持ち札を書き出す(仕事・資格・生活経験・趣味)
  2. 案件の数と単価を調べる
  3. 重なる分野を主軸1つと隣接1つに絞る
  4. プロフィールに書いて応募し、反応を見る

まず進める順番を、守ってください。

ところが市場から先に見てしまうと、書ける材料のない分野を選びがちです。

だから1の棚卸しを終えてから、2へ進みましょう。

持ち札と案件が重なる場所だけを候補に残してください。

4まで進めば、案件一覧を眺めて応募先に迷う時間を減らせます。

1つに絞りきらず主軸と隣接の2つを選ぶ

1つに絞りきる必要はなく、主軸1つと隣接1つの2つを仮に選べば足ります

もちろん絞ると仕事が減ると、感じるかもしれません。

もっとも実際に減るのは、応募先を探す手間のほうです。

主軸には、持ち札が最も厚い分野を置きます。

一方、隣接には主軸と読者層や必要な知識が重なる分野を選びましょう。

2つあれば、片方の募集が途切れた時期でも応募先を確保できます。

反対に3つ以上へ広げると、どの分野の実績も分散しがちです。

そのため選ばれる理由を、示しにくくなります。

決定は仮でよく案件を受けながら確定させる

最初の決定は、仮で構いません。

むしろ机上で考え抜くより、1本書いてみたほうが相性は早く見極められます。

たとえば仮決めしたジャンルをプロフィールに書き、その分野の案件へ応募しましょう。

調べ物が苦にならないか、納品後にもう1本受けたいと思えるかを見てください。

受注した案件ごとに記録しておきましょう。

そのかわり合わないと分かった時点で、隣接ジャンルへ主軸を移せます。

それまでに書いた実績は、無駄になりません。

確定させるタイミングは、実際の手応えをつかんだあとで十分です。

いずれにせよ焦らずに、進めてください。

ステップ1:書ける材料になる持ち札を棚卸しする

ステップ1:書ける材料になる持ち札を棚卸しする

持ち札は、職歴・保有資格・生活習慣・執筆済み記事の4方向から探せます。

  • 職歴と担当業務
  • 保有資格と学習中の分野
  • 続けている生活習慣
  • これまでに書いた記事

なお紙でもメモアプリでも構いません。

4つの欄を作って、思いついた順に埋めましょう。

職歴と担当業務を細かく分解して書き出す

職歴は職種名で終わらせず、担当業務の単位まで分解してください。

「営業職3年」で終わらせてはいけません。

「BtoBの新規開拓、見積書作成、顧客管理システムへの入力」と分ける形です。

そうすれば書けるテーマが、一気に増えます。

勤務先の業界、扱った商材、やり取りした相手の職種も、独立した持ち札です。

加えて使っていたツール名も、数に入れましょう。

部署異動やアルバイトの経験も、同じ粒度まで分解します。

退職済みの職歴でも、発注者が知りたいのは現場の手順や用語です。

だから担当していた業務まで、洗い出してください。

保有資格と学習中の分野を数に入れる

資格は取得済みのものに限らず、学習中の分野も持ち札として数えるのが基本です。

たとえば簿記、宅建、FP、看護師、保育士のような資格があります。

発注者が専門性を判断する、材料になるでしょう。

ただし医療系など専門性の高い分野では、資格や経験が前提とされます。

学習中の分野でも、テキストを1冊読んだ段階の知識が武器です。

そのうえ調査の速さと用語の理解に、直結します。

受験予定の資格名と学習期間も、忘れずに欄へ書き添えましょう。

生活の中で続けている行動も材料になる

資格も職歴も浮かばない場合は、生活の中で続けている行動を書き出してください。

子育て、介護、筋トレ、格安SIMの乗り換え、ふるさと納税なども材料です。

同じくゲーム実況の視聴も、数に入る材料でしょう。

Googleは2022年12月15日に、評価の考え方を更新しました。

E-A-TからE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)への変更です。

Experience(経験)が、新たに加わりました。

つまり資格がなくても、実際に体験した方にしか書けない具体性は評価の対象です。

だから生活の記録も、棚卸ししてください。

なお続けた期間と、途中でつまずいた点までメモしておきましょう。

記事の切り口として、使えます。

これまでに書いた記事のジャンルを並べる

執筆経験がある方は、納品済みの記事をジャンル別に並べ直してください。

1記事でも書いたテーマには、調査の型と用語の下地が残ります。

そのため次の提案で、そのまま材料になるでしょう。

本数が多いジャンルは、すでに実績として提示できる持ち札です。

未経験の方は、練習で書いたブログやnoteの記事を同じ欄に入れましょう。

公開URLがある記事は、ジャンル名の横にリンクを控えてください。

そうすれば応募時の作業が、短くなるでしょう。

ステップ2:候補の案件数と単価を調べる

ステップ2:候補の案件数と単価を調べる

候補ジャンルの良し悪しは、募集画面で4点を数えれば判断できます。

見るのは案件数・単価・継続性・競合の多さの4つです。

いずれにせよ感覚で決めず、実際の数字を並べてから主軸を仮決めしてください。

クラウドソーシングで案件数を数える

はじめに見るのは、募集中の案件がいくつあるかです。

検索窓にジャンル名を入れ、募集中の件数をそのまま数えてください。

同じ日・同じ絞り込み条件で複数のジャンルを並べて数えると差が見えます。

もっとも持ち札が活きる場面があっても、件数が一桁なら応募先が足りません。

日を改めてもう一度数え、新規募集が出るペースを確かめましょう。

その結果、市場が動いているかを判断できます。

主軸の候補は、募集が途切れないジャンルから選んでください。

記事タイプ別の文字単価の相場を確認する

次に確認するのは、候補ジャンルで動いている単価の水準になります。

目安は、クラウドワークスが公開する相場が出どころです。

記事タイプ単価の目安求められる条件
専門知識が不要な記事約1文字1円資格や実務経験は問われない
専門知識が必要な記事1文字2〜5円その分野の知識や実務経験
インタビュー記事文字単価6〜20円取材・撮影のスキル
医療系など専門記事文字単価3円以上・記事単価1万円以上資格や経験が必須

※2026年8月時点でクラウドワークスの公開情報を確認しました。

表の数字は、単価の高い順に応募先を選ぶための序列ではありません。

むしろ持ち札で届く単価の上限を測る物差しです。

文字単価6円の募集が並んでいても、取材の経験がなければ受注しにくいでしょう。

いま届く単価と、経験を足せば届く単価の両方が見えるジャンルを選んでください。

継続案件があるジャンルかを見る

単発中心か継続中心かで、収入の安定は変わります。

ところが案件数が同じでも、そこは別問題です。

したがって募集文に「継続依頼あり」「毎月◯本」と書かれた案件を数えてください。

単発の募集ばかりのジャンルでは、毎月ゼロから営業をやり直すことになります

反面、定期更新を前提にしたオウンドメディアが多いジャンルもあるでしょう。

1件受注できれば、翌月以降の見通しが立ちます。

継続の有無は、応募する前に募集文から読み取れる情報です。

応募人数から競合の多さを把握する

案件数を数えたら、同じ画面の応募人数も合わせて見てください。

けれども募集が多くても応募が集中していれば、実際の倍率は下がりません。

件数の印象ほど、低くない場合もあるでしょう。

応募人数の少ない募集が並ぶジャンルは、条件を満たせる方が限られているサインです。

そのため資格や実務経験で条件を満たせるなら、提案は通りやすくなります。

いずれにせよ競合の多さは、案件数と応募人数をセットで判断しましょう。

ステップ3:法規制と資格の壁で候補を外す

ステップ3:法規制と資格の壁で候補を外す

実は高単価という理由だけで選ぶと危険なジャンルは、はっきりあります。

医療・美容・金融は、発注企業だけでなく書き手個人が法規制の対象になる領域です。

よって資格や実務経験がないうちは、候補からいったん外しましょう。

薬機法は記事を書いた個人も規制の対象になる

美容や健康食品の記事では、規制が発注企業だけにかかると考えないでください。

もっとも医薬品医療機器等法第66条第1項は、主体を「何人も」と定めています。

記事を執筆した個人も規制の対象に含まれます京都府「薬機法の条文」)。

加えて第2項では、効能や性能を医師などが保証したと誤解される記述も対象です。

同条の違反とみなされる点に、注意してください。

表現の線引きを知らないまま書くと、法的な責任まで負いかねません。

よって未経験なら、後回しが無難です。

反面、化粧品や医薬品の販売・開発に携わった経験があるとします。

単価の高さも含めて、最有力の候補になるでしょう。

金融は無登録の投資助言に当たる記述を避ける

金融ジャンルでは、特定の銘柄や売買タイミングを勧める書き方を避けてください。

金融商品取引法第28条第3項が定めるのは、投資助言・代理業の範囲です。

対価を得て業として投資判断の助言を行う行為が、対象になります。

第29条で金融庁への登録を義務づけています牛島総合法律事務所の解説)。

しかも無登録の個人には5年以下の懲役、または500万円以下の罰金が科され得ます。

一方、不特定多数に販売される新聞や書籍などでの一般的な情報提供は適用除外です。

ただし線引きの判断は、簡単ではありません。

金融機関やFPの実務経験がないうちは、後回しにしましょう。

反面、経験があるなら有力な主軸の候補になります。

YMYLでは資格と実体験が採用条件になる

資格と実体験が、YMYLジャンルの採用条件です。

Googleの検索品質評価ガイドラインは、YMYLの範囲を示しました。

健康・経済的安定・安全に影響し得るトピックが、その範囲です。

医療や金融、法律が典型例とされています(Search Quality Rater Guidelines)。

2022年12月の更新で、E-A-TにExperience(実体験)が加わりました。

すなわち現在の評価軸は、専門性と実体験の両方を求めるE-E-A-Tです。

資格も実体験もないなら、いまは候補から外してください。

逆に看護師や税理士といった資格、当事者としての体験があるとします。

その場合は、最有力の主軸になるでしょう。

ステップ4:主軸を決めて自己紹介に書く

ステップ4:主軸を決めて自己紹介に書く

主軸を1つ選び、プロフィールと提案文に書いた時点で決定とします。

けれども頭のなかで決めた段階では、発注者側にまだ何も伝わりません。

持ち札の厚さで主軸を選び、隣接ジャンルを1つ添えてください。

そのうえで、外から見える形にしましょう。

持ち札が最も厚いジャンルを主軸にする

主軸には、候補のなかで持ち札が最も厚いジャンルを選んでください。

実務経験・資格・日々の生活で積んだ知識が重なる領域が、狙い目です。

そこでは書ける記事の幅と説得力が増します

ちなみにE-E-A-Tのとおり、経験の裏づけがある書き手は選ばれやすい存在です。

読者と発注者の双方から、指名されるでしょう。

さらにクラウドワークスの解説では、専門知識が必要な記事が1文字2〜5円程度です。

持ち札の厚さが、そのまま単価の交渉材料になるでしょう。

隣接ジャンルを1つ添えて案件切れを防ぐ

隣接ジャンルは、主軸と発注元や読者層が重なる領域から1つだけ添えます。

主軸1本だけで走ると、募集が途切れた月に収入まで止まりかねません。

したがって逃げ道を、1つ用意してください。

たとえば転職が主軸なら、人材業界のBtoB記事が候補です。

家計が主軸なら、保険や節約が挙がります。

取材先や前提知識を共有できる範囲から選びましょう。

もちろん候補を4つも5つも並べると、何を書く方なのかが伝わりません。

主軸1つと隣接1つ、合計2つまでにとどめる形がいちばん扱いやすいです。

プロフィールと提案文に書いて初めて決定になる

ジャンルは、プロフィールと提案文に書いた時点で決定になります。

けれども頭のなかで決めただけでは、発注者の検索にも目にも触れません。

プロフィールには、主軸・隣接・根拠となる経験の3要素を並べてください。

記入例は「主軸は転職・キャリア分野です」という書き方になります。

続いて「隣接して人材業界のBtoB記事も対応します」と添えましょう。

根拠は「人材紹介会社で5年間、求人原稿の作成を担当しました」と書きます。

3要素をそろえておけば、案件ごとに強調する部分を入れ替えるだけです。

そうすれば提案文へ、そのまま流用できます。

詳しくは、Webライターの提案文とポートフォリオの作り方で確認してください。

決めたジャンルが合わなかったらどうする?

決めたジャンルが合わなかったらどうする?

合わなかったジャンルは、途中で変えて構いません

判断の軸になるのは、応募した本数そのものではないでしょう。

むしろ提案の通り方と継続依頼の有無、調べる作業が苦にならないかで決まります。

続いて見直しの3つの観点を確認し、納得できる主軸へ整えていきましょう。

応募数と受注結果を目安に見直す

見直しは、応募した本数ではなく、応募したあとに起きた結果で判断するのが軸になります。

一つ目は、提案が通らない状態が続くかどうかです。

案件側の要求と持ち札が、かみ合っていないサインになります。

二つ目は、受注できても単発で終わり継続依頼に発展しない場合です。

もう1つの観点が、書く前の下調べが苦痛になっていないかどうかになります。

調べるほど書きたくなるジャンルなら、単価が上がるまで続ける価値があるでしょう。

複数の観点が当てはまったときが、主軸をずらす合図です。

積んだ実績は次のジャンルでも使える

積んだ実績が無駄になることは、ありません。

構成の組み立て方や検索意図の読み取り方は、テーマが変わっても通用します。

同じくレギュレーションの守り方も、そのまま使えるでしょう。

加えて公開済みの記事は、ポートフォリオとして残ります。

次のジャンルの提案でも文章力の証明になるはずです。

ただし医療や美容へずらすときは、薬機法に注意しましょう。

「何人も」を主体としており、書き手個人も規制の対象に含まれます。

隣接ジャンルへずらすと乗り換えの負担が小さい

乗り換え先には、いま書いているジャンルの隣を選んでください。

読者層や語彙、取材先が重なる方向を選びましょう。

近いジャンルなら、覚え直す範囲が小さく、これまでの記事もそのまま提案に使えます

美容から健康食品、転職から人材採用、ガジェットから業務ツールが例です。

読者の悩みが地続きの方向へずらすのが、基本になります。

そのかわり主軸1つと隣接1つを仮決めしておけば、片方が合わなくても困りません。

もう片方へ、重心を移すだけで済みます。

ジャンルは、一度決めたら動かせないものではありません。

最後に仮決めして応募し、案件で検証しながら固めていきましょう。

まとめ:ジャンルは仮決めして案件で確かめる

まとめ:ジャンルは仮決めして案件で確かめる

ジャンルは、持ち札と案件数・単価が重なるところで決まります。

薬機法や金融商品取引法の規制は、書き手個人にも及ぶ点に注意してください。

よって医療・美容や投資を、根拠なく主軸に選ばないようにしましょう。

主軸1つと隣接1つを仮決めし、プロフィールに書いた時点で決定は完了します。

今日、クラウドソーシングで候補ジャンルの案件数を数えてみてください。

最後にプロフィールを、1行書き換えましょう。

Q. 得意分野がなくてもジャンルを決められますか。

A. 決められます。仕事や趣味で続けてきたことを書き出し、案件数の多い分野と重なる部分を選んでください。実績は書きながら積み上がります。

Q. 複数のジャンルを名乗ってよいですか。

A. 主軸1つと隣接1つまでなら問題ありません。数が増えるほど何の書き手か伝わりにくくなるので、プロフィールでは2つまでにとどめましょう。

Q. ジャンルを決めるのに資格は必要ですか。

A. 多くのジャンルで必須ではありません。一方、医療系など専門記事は資格や経験が求められ、文字単価3円以上の案件も見られます。

Q. 初心者はどこから始めればよいですか。

A. 専門知識が不要な分野から始めるのが現実的です。ちなみにクラウドワークスでは、専門知識不要の記事が1文字1円程度とされています。本数を確保しながら、書き方を固められるでしょう。

Q. 途中でジャンルを変えても大丈夫ですか。

A. 問題ありません。そのかわり仮決めした主軸が合わないと分かったら、隣接ジャンルへ寄せましょう。プロフィールを書き換え、検証して直すのが前提です。

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