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Webライターのリライトのやり方5ステップ|差し戻されない手順

Webライターのリライトのやり方5ステップ|差し戻されない手順

Webライターのリライトのやり方5ステップ|差し戻されない手順

Webライターのリライトは、原稿を書き換えるところから始めません。

まず依頼の目的を確認し、次に検索意図とのズレを特定します。

そのうえで残す・直す・足すの3つに仕分けてから執筆するのが、差し戻されない順序です。

ただし、語尾や言い回しを変えるだけの作業になると、パクリ判定や修正依頼を招きかねません。

リライトのやり方を、納品前チェックまで順を追って紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

Webライターのリライトは5ステップで進める

Webライターのリライトは5ステップで進める

リライトの手順は、確認・ズレの特定・仕分け・執筆・納品前チェックの5つです。

リライトとは、既存記事に価値を足して作り直す作業を指します。語句を言い換えるだけの作業ではありません。

そのため、いきなり本文を書き換えるところから始めないでください。

ステップやること目的
1 目的の確認依頼内容を把握ゴールを外さない
2 ズレの特定検索意図との差を洗う直す箇所を絞る
3 仕分け残す・直す・足すを決める手戻りを防ぐ
4 執筆方針どおり書く迷いを消す
5 納品前チェック事実と表記を確認差し戻し回避

順番どおりに進めましょう。その結果、著作権のリスクも抑えられます。

ステップ1|リライトの目的をクライアントに確認する

ステップ1|リライトの目的をクライアントに確認する

リライトの第一歩は、書き換えではなく確認です。

ライターは、クライアントのアクセス解析を見られません。

そのため、記事のどこが弱いかは依頼側しか持っていない情報になります。

着手前に、次の6点を押さえましょう。

  • リライトの目的
  • 対象キーワード
  • 変更してよい範囲
  • 構成変更の可否
  • 参考にしてよい情報源
  • 納品形式

いずれにせよ、6点が埋まれば、迷わず手を動かせます。

リライトで達成したい成果を聞く

最初に、リライトで達成したい成果を聞き出してください。

目的が順位改善なのか、問い合わせの増加なのかで、直す箇所はまったく違います。

たとえば順位改善なら、検索意図とのズレを埋める作業が中心です。

一方、情報の最新化が狙いなら、古い数値と出典の差し替えを優先してください。

次の質問文を、そのままコピーして送れば十分です。

「今回のリライトで最優先の成果をお教えください(例:検索順位/問い合わせ数/情報の更新)」

「現在の順位や流入数など、共有いただける数値があればお知らせください」

目的を一つに絞ってもらうと、書きながら迷う場面が減ります。

変更してよい範囲を先に決めておく

変更してよい範囲は、本文・見出し・構成に分けて洗い出しましょう。

具体的には、本文の言い回しは自由でも、見出しの並べ替えは不可という案件もあるので、必ず確認してください。

さらに、タイトルやURL、内部リンクの扱いは、依頼側が管理している場合が多いです。

画像や図表の差し替えについても、可否を先に聞いておきましょう。

範囲を決めないまま全面的に書き換えると、差し戻しで作業時間が大きく膨らむこともあります。

「本文のみの修正か、見出し構成の変更まで可能かをお教えください」

元記事で残す指定がある箇所を確認する

納品後に「その体験談は残してほしかった」と言われかねません。

残す指定は、書き始める前に洗い出しておきましょう。

とくに、監修者のコメントや取材で得た一次情報、実績の数値は、ライターの判断では消せません。

同様に、アフィリエイトリンクやCTAの位置も、成果に直結する部分です。

引用箇所は、出典の表記ごとそのまま残してください。

残す箇所に元記事上で印を付けてもらうと、作業中の判断が速くなります。

指示が曖昧なら方針を提案して合意する

指示が「全体的に良くしてほしい」だけの場合は、こちらから方針を出しましょう。

曖昧なまま書き進めると、完成後に大幅な直しを求められかねません。

着手前に、仮の方針を短く送って合意を取る進め方が有効です。

「今回は検索意図とのズレを埋める方針で進めます。見出しを2本追加し、本文の6割を書き直す予定です。問題なければ着手します」

提案の形なら、依頼側は可否を答えるだけで済むでしょう。

しかも、やりとりの記録は、認識違いが起きたときの根拠にもなります。

ステップ2|元記事と検索意図のズレを洗い出す

ステップ2|元記事と検索意図のズレを洗い出す

ズレの洗い出しとは、元記事の課題を一覧にする作業です。

はじめに、いきなり文章を直さず、検索上位の記事と読み比べるところから入ります。

そのうえで、読者の疑問に答えていない箇所を書き出してください。

ここでの成果物は、記事ではなく直すべき箇所を並べた課題リストになります。

検索上位の記事から読者の疑問を集める

最初に、対策キーワードで検索し、上位に並ぶ記事の見出しを書き出しましょう。

この場合、集めるのは見出しだけで十分です。

仮に、上位の半数が同じ話題を立てていたとしましょう。

その場合、その話題は、読者の多くが知りたがっている疑問だと判断できます。

気をつけたいのは、本文の言い回しや段落構成をメモに写さない点です。

2026年8月時点で公開されている著作権法第27条は、翻案する権利を原著作者だけのものと定めています。

上位記事の表現をなぞって書き直す行為は、翻案権の侵害になりうるので、疑問の収集だけにとどめましょう。

元記事に足りていない情報を書き出す

足りていない情報とは、上位記事が答えていて元記事が答えていない疑問のことです。

次に、集めた見出しと元記事の目次を並べ、抜けている項目に印を付けましょう。

その結果、印が付いた項目が、加筆の候補になります。

気をつけたいのは、文字数の多い少ないを課題に数えない点です。

Googleのジョン・ミューラー氏は、文字数はランキング要因ではないと明言しました。

同じく、サーチリエゾンのダニー・サリバン氏も、成功に必要な最適な文字数は存在しないという見解です。

つまり足すべきは字数ではなく、読者の疑問に答える情報そのものだと考えてください。

古くなった情報と数字を洗い出す

公開から時間が経った記事には、古い数字が残っています。

料金や制度、サービスの仕様は、着手前に必ず確かめてください。

確認は3手順で進めましょう。

  1. 記事内の数字・年号・制度名に印を付ける
  2. 公的機関やサービス公式のページで最新の値を調べる
  3. 参照した時点を課題リストに書き添える

一方、ほかのまとめ記事を根拠にすると、誤った数字をそのまま引き継ぐおそれがあります。

もっとも、一次情報が見つからない数字もあるので、要確認と書いて残しておくと安全です。

見出しと検索意図のズレを確認する

見出しの言葉を整えるだけでは、検索意図とのズレは直りません。

確かめるのは、読者が知りたい順に見出しが並んでいるかどうかです。

たとえば、費用を知りたい読者に、歴史の解説を先に見せているとします。

読者は答えにたどり着けず、途中で離れてしまうでしょう。

記録するときは、ズレを抜け・順番・粒度の3種類に分けてください。

粒度のズレとは、一言で答えられる内容を細かく分けすぎている状態を指します。

洗い出した課題は、元記事のどこを・なぜ直すのかまで書いた一覧にしておきましょう。

ステップ3|残す・直す・足すの3つに仕分ける

ステップ3|残す・直す・足すの3つに仕分ける

ステップ3では、元記事を残す・直す・足すの3つに仕分ける作業に入ります。

見出しごとに、判定と理由を書き出してください。

箇所判定理由
H2「単価の相場」残す独自の調査データが入っている
H3「ライターとは」直す検索意図とずれている
(新設)H3「交渉の手順」足す上位記事にあり元記事にない

3つの判定を先に決めておくと、書き換えの手が途中で止まりません。

成果につながっている箇所はそのまま残す

元記事にしかない情報が、残す対象になります。

独自の体験談や取材で得た一次情報が、その代表例です。

問い合わせフォームへの導線も、触らずに残してください。

なぜなら、導線を動かすと、クライアント側の効果測定がやり直しになるからです。

さらに、反響を把握している見出しも残す判定にしましょう。

順位や問い合わせ件数が動いている見出しを消すと、成果ごと失うおそれがあります。

そのかわり、残した箇所は誤字や表記ゆれを整えるだけで十分です。

検索意図とずれた見出しは差し替える

語尾や言い回しだけを変える作業に、価値はありません。

判断の基準は、Googleが2026年8月時点で公開するスパムに関するポリシーです。

具体的には、語句を類義語に置き換えて若干の修正を加えた転載が、不正行為として挙げられています。

つまり、表現をなぞるだけの書き換えは価値を足していないので、順位の改善も期待しにくいでしょう。

差し替えの対象になるのは、検索意図とずれた見出しそのものです。

この場合、単価を知りたい読者へ資格の取り方を長く語る見出しが、分かりやすい例になります。

見出しごと入れ替えたうえで、本文も読者が求める答えから書き直してください。

不足している情報は新しい見出しで足す

洗い出すのは、上位記事にあって元記事にない項目です。

不足分は既存の段落に足さず、新しい見出しを立てて追加してください。

その結果、見出しが立つと、読者が目次から必要な情報へたどり着けます。

次に、追加した見出しの本文へ、元記事にない一次情報を入れましょう。

手順を求める検索意図なら、数字付きリストで並べる形が向いています。

なお、見出しの立て方に迷うときは、記事構成の作り方も参考にするとよいでしょう。

迷った箇所は残す側に寄せて確認する

判定に迷う箇所が出た場合は、残す側に寄せてクライアントに確認してください。

消してから戻す作業より、残して確認するほうが手戻りは軽く済みます。

連絡は、判定欄に「迷い」と書いて理由を1行添えれば十分です。

実は、削除の可否を判断できる材料は、クライアント側にあります。

反面、自己判断で削った箇所が成果源だった場合、差し戻しは避けられません。

もっとも、迷いをすべて投げるのは避けてください。

判定と理由の案を自分で書き切り、可否だけ判断してもらう形が速く進みます。

ステップ4|仕分けに沿って本文を書き直す

ステップ4|仕分けに沿って本文を書き直す

本文の書き直しは、見出し単位で進めましょう。

直すと決めた見出しだけを選び、参考記事を閉じてゼロから書き起こしてください。

作業の順番と注意点を、4つに分けて確認しましょう。

見出し単位で最初から書き直す

書き直しの単位は、記事全体ではなく見出し1つです。

まず、仕分けで『直す』と印を付けた見出しを1つ選びます。

続いて、その見出しが答えるべき問いを、1行で書き出してください。

問いが決まったら、既存の本文は読み返さずに書き起こします。

なぜなら、元の文を眺めながら手を入れると、語順を入れ替えるだけの作業になりがちだからです。

見出しごとに問いを立て直してから書くと、話の重複も消えていきます。

一方、『残す』と決めた見出しには手を触れません。

しかも、触る範囲を絞るほど、差し戻しの原因も減らせます。

参考記事は閉じてから書き始める

参考記事は、書き始める前にすべて閉じてください。

というのも、開いたまま書くと、語順や言い回しがそのまま引きずられるからです。

調べる時間と書く時間を分けて、要点だけをメモに残しましょう。

そのうえで、メモだけを見て自分の言葉に組み直すのが基本です。

なお、前述のとおり、翻案する権利は著作者が専有します。

元記事の書き換えは、クライアントとの合意の範囲で進めましょう。

ところが、他社の参考記事となると、許諾はありません。

最高裁は江差追分事件で、翻案の判断枠組みを示しました。

表現上の本質的な特徴を保ったまま修正を加えたものは、翻案にあたりえるという枠組みです。

語句を類義語に置き換えただけの書き換えも翻案になりうるので、注意してください。

もっとも、事実や数字そのものの一致は、翻案にあたりません。

同様に、Googleも前述のスパムポリシーで、若干の修正を加えただけの転載を禁じています。

古い情報は出典を確認して差し替える

数字や制度に触れている見出しの場合は、出典の確認から入ってください。

というのも、元記事の数字をそのまま残すと、古い情報を再掲してしまうからです。

公的機関や公式ヘルプなど、一次情報の出どころをたどりましょう。

続いて、更新日と現在の記載を照らし合わせます。

差し替えるときは、確認した時点を本文に添えてください。

『2026年8月時点』と書いておけば、次の担当者も判断できます。

いずれにせよ、出典が確認できない数字は、残さず削るのが安全です。

そのかわり、削った理由はクライアントへ一言添えておきましょう。

文字数を増やすこと自体を目的にしない

文字数を増やすこと自体に、順位を上げる効果はありません。

ちなみに、文字数はランキング要因ではないというジョン・ミューラー氏の説明は、前述のとおりです。

2023年の投稿でも、読者に必要な長さで書けばよいという趣旨が示されました。

実際には、字数を埋めるための説明を足すほど、記事は読みにくくなるでしょう。

足すのは、検索意図とのズレを埋める情報だけに絞ってください。

見出しごとの分量の決め方は、SEOライティングの基本でも整理しています。

ステップ5|納品前に読み直して申し送りをつける

ステップ5|納品前に読み直して申し送りをつける

納品前チェックとは、通読・一致率の確認・申し送りの3つです。

書き終えた直後は、直した部分ばかりに目が向いてしまいます。

そのため、記事全体を見直す時間を最後に確保してください。

3つを済ませておくと、差し戻しはぐっと減るはずです。

全体を通読して論理のズレを直す

まず、記事を頭から通して読み直します。

直した箇所だけを見ていても、全体の流れは直りません。

なぜなら、部分ごとに修正した文章は、前後のつながりが切れがちだからです。

たとえば、削った段落にあった前提が、次の見出しで急に登場します。

読者は前提を知らないまま読むので、途中で離脱してしまうでしょう。

通読では、次の3点を見てください。

  • 見出しの順番が読者の疑問の順になっているか
  • 削除した段落の前提が、後ろに残っていないか
  • 同じ内容を二か所で説明していないか

なお、声に出して読むと、つながりの切れ目に気づきやすくなります

コピペチェックの数値は最終確認として使う

CopyContentDetectorの一致率50%は、ツール運営側が示す目安です。

ツールの数値は、著作権上の合格ラインではありません

他方、著作権の判断基準は、江差追分事件の最高裁判決が示しています。

表現上の本質的な特徴が残っているかどうかが分かれ目です。

一致率のほうは、文字列の重なりを機械的に測った数字にすぎません。

したがって、判断の枠組みそのものが違います。

数値を下げるためだけの言い換えは、意味の薄い作業です。

しかも、Googleのスパムポリシーでも、語句の置換だけの転載は禁じられています。

数値は、コピペの混入がないかの最終確認として使ってください。

変更した箇所と理由を申し送りにまとめる

納品メールに一言添えるだけでは、修正の意図は伝わりません。

申し送りは、次の3列の表にまとめてください。

変更箇所変更理由残した箇所と理由
H2を2つ統合検索意図が重複していた導入の体験談は独自性が高い
料金の数値を更新公式の最新値と差があった見出し構成は評価済みで維持

クライアントが知りたいのは、直した理由と残した理由の両方です。

残した箇所の理由まで書き添えると、判断の過程が伝わります。

判断の過程が見えるライターには、次の依頼も相談しやすいはずです。

表は納品ファイルの末尾に貼るか、メール本文に載せておきましょう。

まとめ|リライトは確認から始めると失敗しない

まとめ|リライトは確認から始めると失敗しない

リライトの要点は3つです。

1つ目は、いきなり書き換えを始めないこと。

2つ目は、残す・直す・足すの仕分けが作業の核になる点です。

元記事のどこを触るかが決まれば、執筆で迷いません。

3つ目は、変更点を書いた申し送りが評価を分ける点です。

単価や案件の探し方は、本記事では扱いません。

ちなみに、気になる方はリライト案件の探し方・単価で確認できます。

次の案件では、目的と変更範囲を質問することから始めてみてください。

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